日米両スカウトが指摘する佐々木麟太郎の弱点…走攻守、環境、精神面で課題山積

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 今後は大学生活を経て、2年後の2026年全米ドラフトに向けて、成長を重ねることになる。

 前述のMLB公式サイトによれば、某球団のスカウトが「渡米当初の大谷翔平松井秀喜よりパワーがある」と絶賛し、「評判通りに打ちまくれば、守備の問題は誰も気にしないだろう」と指摘したものの、前出の特派員は「米国では日本よりも長打力に対する評価は高いといわれています。とはいえ、一塁のポジションを巡る熾烈な競争を勝ち抜く必要があります」と、こう続ける。

「スタンフォード大の公式サイトのロースターには、一塁手が捕手兼任を含めて3人いる。今年3年生になるジェイク・サピエンは昨季、打率.262、0本塁打、8打点ながら、一昨年は打率.301、3本塁打、16打点と活躍。守備も安定しており、過去2年でわずか2失策。今年2年生になるボランドン・ローソンも昨季は4本塁打、18打点で佐々木と同じパワーヒッター。そもそも、スタンフォード大が所属するアトランティック・コースト・カンファレンスは好投手が揃っているだけに、簡単には打たせてもらえないでしょう。しかも佐々木は大事な金の卵。現場は故障を恐れるはずで、いくら守備や走塁を鍛えるといっても限界があります」

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