実父が語る石川佳純 好感度抜群の秘密「人間関係は上手ですよ。世渡り上手っていうのかな、その辺は私に似てますね」

公開日: 更新日:

テレビでコメントとか聞いて、面白くないとLINEするんです

「勉強はほとんどしてませんよ。試験前にまとめてやるって感じ。中国語はコーチが中国人なので、一緒に勉強したようです。コーチに日本語を教えたりね。今だから話しますけど、ミキハウスでは本当によくしてもらいました。佳純の練習相手は、何があっても、この強い中国人にする、と“特別扱い”もありました」

 だから、コミュニケーション力を必死で磨いたのだろう。もうひとつ、石川さんがキャスター向きに思えるのは、とにかく、目立ちたがり屋であることだ。

「女房ともよく話すんですが、試合では準決勝、決勝といくと、中央の卓球台でみんなの注目を集める。目立つところだと強いんですよ。隅っこの台だとダメなんです。人前で話すのも好き。目立ちたがり屋です」

 今回は五輪キャスター初挑戦。それなのにド真ん中に立つスペシャルキャスターにトライする。これも目立ちたがり屋の度胸だろう。どんなキャスターを目指すのだろうか?

「事前取材で、いろいろなアスリートの方にお話を伺っているようです。ちゃんと下調べをしろよと言うと、わかってるって。テレビでコメントとか聞いて、面白くないと、ラインするんですよ。楽しいことを楽しいって言ったって面白くもなんともない、とかね。ま、本人は卓球の世界しか知らないので、その辺は頼りにされているのかもしれません」

 第二のキャスター人生が楽しみだ。

石川佳純(いしかわ・かすみ) 1993年2月、山口県山口市出身。元国体選手の母・久美さんの指導を受けて小学生の頃から頭角を現し、大阪・四天王寺羽曳丘中学、四天王寺高校に進学。2007年世界選手権に史上最年少で出場して以後、数々の国際大会でも結果を残した。五輪には12年ロンドン、16年リオ、21年東京と3大会連続出場し、女子団体で銀2、銅1のメダルを獲得。23年5月に現役引退。パリ五輪ではフジテレビ系のスペシャルキャスターを務める。

▽石川公久(いしかわ・きみひさ) 1963年12月、島根県松江市出身。福岡大卒、読売広告西部に入社。2022年から常務。24年専務就任。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変