著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

今季で終幕「ZOZOチャンピオンシップ」の継続大会は1グリーンのコースで開催するべきだ

公開日: 更新日:

 先の記事は、取り立てて「2グリーン」批判しているわけではないが、この2グリーンに真っ向から反対している人物がかつていた。メジャー18勝で“帝王”の愛称で日本でもお馴染みのJ・ニクラスである。

 日本とは親交の深いニクラスだが、日本ゴルフ協会(JGA)主催の日本最高権威の大会で、ナショナルオープンと位置づけられている日本オープンには、ただの一度も出場していない。その理由を日本の関係者に聞かれたとき、こう述べている。

「1ホールに2つのグリーンのおかしなコースでの競技はゴルフではない別のゲームだ。なぜそんな大会に私が出なければならないのだ?」

 この意見もあってか、ライバルだったA・パーマーやG・プレーヤーをはじめ、T・ウッズ、R・マキロイといった、世界の頂点に立った多くの者は、日本オープンに出場していない。

 おまけに、日本におけるゴルフルールの統括団体であるJGAは近年まで、サブグリーンに乗った球をそのまま打たせるというルールをゴリ押ししてプロの試合でも混乱を招いてきた。

 今年の男女ナショナルオープンの会場は東京GCと大利根CC西C。いずれも2グリーンのコースだった。ZOZO選手権を別な形で継続するなら、ぜひとも1グリーンのコースで開催してもらいたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」