佐々木朗希×ドジャースの相思相愛に“亀裂”か…スポンサー収入期待の広告代理店にもウマミなし

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 おかしな雰囲気になってきた。

 ポスティングシステムによるメジャー挑戦が決定したロッテ佐々木朗希(23)に関しては、当初から米メディアの間でもドジャース入りが既定路線とされてきた。

 スポーツ専門局ESPNのバスター・オルニー記者が「メジャー30球団の幹部全員がドジャースだと言っている」と言えば、全国紙USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者も「ドジャース入りの可能性が98%、パドレス入りが2%」と断言。佐々木の入団を前提にし、来季のドジャースの先発ローテーションの陣容を予想するメディアもあったが、ここにきて“異論”が噴出しているのだ。

「ササキがドジャースと契約する可能性は低い。私が聞いている限り、ドジャースと契約しない可能性は85%」との見方を示したのは、レッズなどでGMを務めた解説者のジム・ボーデン氏。ESPNも「ササキはより小さな市場(都市)を好むはずだ」と“前言撤回”し、ドジャース入りに懐疑的な見方を示すようになった。

「佐々木とドジャースの相思相愛という空気、見方が変わってきたのは確かです。MLBコミッショナーの発言も大きい。20日(日本時間21日)にマンフレッド・コミッショナーが、オーナー会議出席後のニューヨークで取材に応じると、『各球団のGMが佐々木のドジャース入りに暗黙の合意があるとの懸念を持っている』と質問され、仮に交渉の過程でなんらかの違反があったと判断した場合には、『徹底的に調査する』『真相究明に努める』と約束した。コミッショナーが佐々木とドジャースの関係に言及したことで、ドジャースの動きが鈍くなるのではないかとみられています」(現地特派員)

 コミッショナー発言の翌日には、佐々木の代理人を務めるワッサーマン事務所のジョエル・ウルフ氏が、ドジャースとの密約説に猛反論。米スポーツ専門サイトのジ・アスレチックによれば、取材に応じたウルフ氏は「私を知るメジャー球団の幹部の多くが、私が悪質な密約に関わっているかのようにほのめかしている。私の高潔性を侮辱する行為で、スポーツマンシップに欠ける」と激怒したという。

 これまで、ドジャースと佐々木の関係に疑惑の目が向けられてきたのは事実だ。密約の有無にかかわらず、佐々木がドジャース入りすれば、出来レース説が再燃するのは確実。結果的に、佐々木争奪戦で後れを取りそうな雰囲気なのだ。

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