佐々木朗希の“鬼門”はスプリングトレーニング…大谷やダル、田中将、山本も1年目前半に故障の不吉

公開日: 更新日:

メジャー公認球への対応が原因で…

 しかし、メジャー公認球は日本の統一球と比べサラサラして滑りやすく、少し大きくて重い。

 さる元メジャーリーガーによれば「ボールが上ずりやすく、抑えが利かない。日本にいたとき以上に球を強く握る必要があるため、次第に前腕が張り、やがて肘に痛みを感じるようになる」そうだ。

 田中将大(36=現巨人)も大谷も山本もメジャー1年目の前半戦で肩肘を痛めたのは、メジャー公認球への対応が原因だろう。

 田中や山本は日本で佐々木以上の実績があって、メジャーでもトップクラスの実力の持ち主と評価された。佐々木同様、マイナー契約だった大谷にしても、2015年に15勝(5敗)、防御率2.24で最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得している。佐々木以上に実績も体力もある彼らですらメジャー公認球への対応には苦慮したのだ。

 前出の元メジャーリーガーは、メジャーで生き残るため、肘に痛みが生じても我慢して投げ続けるしかなかったという。ライバルがケガなどで脱落していく中、「痛い」と言うわけにいかなかったのだ。トレーナーに報告することもできずに、市販されている痛み止めをこっそり飲みながら投げたこともあるという。

 早急に結果が必要な佐々木の生き残りをかけた争いは熾烈だ。まして実力も実績もある投手がひしめいているドジャースであればなおさら。ロースター入りには周囲が納得するだけの結果が求められるだけに、無理をして故障なんてことにならないか心配だ。

  ◇  ◇  ◇

 そんな佐々木は図太い神経の持ち主として知られている。今回のメジャー挑戦にしても、球団内では「自分の事しか考えていない」「後ろ足で砂をかけるようなもの」と大顰蹙を買っているようだ。いったい何があったのか。波紋を広げた非常識な言動とはーー。

●関連記事【もっと読む】…では、その衝撃的な出来事について詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 2

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ

  3. 3

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  4. 4

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  5. 5

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  4. 9

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  5. 10

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も