ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

公開日: 更新日:

ヤクルトでレギュラーを奪う自信は…

茂木栄五郎(C)日刊ゲンダイ

 早大出身の茂木栄五郎は、2015年ドラフト3位で楽天入りし、1年目からレギュラーとしてプレー。途中、故障による離脱はあったものの、ここ数年は出場機会が激減していた(22年73試合、23年8試合、24年46試合)。もう一度レギュラーを取るため、ヤクルトにFA移籍した好打の内野手に、決断した理由などを聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 ──ヤクルトの雰囲気には慣れましたか?

「楽天も比較的仲がいいチームだと思いますが、ヤクルトの方が本当にアットホームという言葉がピッタリのチーム。皆さん、優しいなと感じます。楽天で一緒にプレーした西川遥輝さんにはいろいろと気遣っていただき、キャンプではキャッチボールを一緒にやってもらったり、すごく心強いです」

 ──約1年前の23年オフに一度は国内FA権の行使を視野に入れつつ、楽天に残留した。

「もう一年、レギュラー取る覚悟でやろうと思って残留しました。開幕スタメンは勝ち取れたんですけど、なかなか結果が残せず、昨季は代打で結果は出すことできたんですけど、もう一回、レギュラー取りたい、別の球団でチャレンジしてみたいと。同一リーグだと楽天に残ったと思いますが、いっそのことリーグを変えて、環境を変えて、勝負をかけたいという中で、ヤクルトさんに声をかけていただきました」

 ──今後はセ・リーグでプレーすることになる。

「投手が打席に立つことで、野球が違ったりもするのかなと。投手のところでの代打の機会が多くなればチャンスも増えると思いますし、その中で活躍する場所を見いだせたらと思っています」

 ──昨季は代打で.480の高打率をマーク。

「あまり実感がなくて(笑)。何で打てたのか正直分からないですが、狙い球を絞って、準備を完結させて、これで打てなかったらしょうがない、といい意味で割り切りができたとは思います。代打とスタメンでは競技が違う、くらいの感覚でした」

 ──特に23年は故障していないにもかかわらず8試合、24年は46試合の出場にとどまった。

「もちろん悔しい気持ちはすごくありました。スタメンのチャンスをいただいたときに結果を残せない自分にイラ立ちましたし、自分より年上だったり、年下の選手だったりが試合に出て、もっと自分もできるんじゃないかと。昨季までの3年は、本当にいろいろ思うことがありました」 

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