プロ野球のSNS配信規制に選手会反対声明 NPBは権利主張も対価ナシの「ご都合主義」ではないか

公開日: 更新日:

 プロ野球開幕から2週間。SNSの利用をめぐって〝場外乱闘〟が起きている。

 昨9日、日本プロ野球選手会が今季からNPBが定めた「写真・動画等の撮影および配信・送信規程」についての見解を公式Ⅹに投稿。「NPBにはファンと選手双方の声に耳を傾け、本規程の緩和・見直しに向けた前向きな議論を強く求めます」と記した。

 NPBは今年2月からインプレー中に撮影した選手の写真や動画をSNSなどで配信・送信することを禁止している。もともとは営利目的を前提とした悪質な盗撮配信などを取り締まるのが主な目的だが、一般の観客が右往左往しているのも確かだ。

 選手会はⅩで、日本ハムが改善勧告を受けたことにも触れ、「同球団が方針変更を余儀なくされたことは極めて残念です。本規程の不明確な表現により、球団を混乱させ、このような状況を招いたNPB側にこそガバナンス上の問題があるのではないでしょうか」と厳しい言葉で言及した。

 この新ルールには当初から「とにかく曖昧で分かりづらい」「プロ野球の人気低下を加速させるだけ」と懸念が広がっていたが、NPBは〝強行突破〟した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状