スケボー初代日本王者が台湾で不法侵入&落書き…五輪のメダルラッシュが水の泡の大罪
「またか」
そんな反応が大半だっただろう。
スケートボード男子の池田大亮(24)が当面の間、活動を自粛することを所属先のムラサキスポーツが発表した。遠征先の台湾でビルに不法侵入した池田は外壁などにペンやスプレーで落書き。現地警察に事情聴取を受け、「酒に酔い、面白いと思ってやった」と供述したという。
池田は2017年スケートボード日本選手権の初代王者で、21年東京五輪に向けた強化指定選手に選ばれる実力者。が、22年には自宅で大麻を所持した疑いで逮捕(不起訴処分)されている。19年にプロスノーボーダーの元五輪日本代表選手が大麻密輸で逮捕されたのを筆頭に、またも“横乗り系”のマイナスイメージを助長させた形だ。
「今回の事件も驚きはしませんでした」と話すのはスポーツライターの津田俊樹氏だ。
「今は選手の方が立場が強く、連盟も指導者も企業も手綱を握れない。奔放な私生活を送っていても、それなりの成績を残してしまえば強くは言えないのが現状です。日本はメダル至上主義で、メダルを取れば競技団体への補助金も増える。若い選手たちも、そういうお金の流れや組織のカラクリをよく見て知っているのでしょう。プロの選手も『何かあっても会社は許してくれるし守ってくれる』とあぐらをかいているように見えます」