ドジャース大谷の「二刀流」復活に暗雲…来季も「打者に軸足プラン」浮上 “打者大谷”の代わりはいない
けいれんを起こすまでフル回転
とはいえ、大谷には投打の二刀流選手という自負がある。今季は左肩の手術明けだからいまの起用に納得もしているけれど、本来なら打つだけでなく、投手もやりたくて仕方がない。
「放っておいたらエンゼルス時代のように、試合中にけいれんを起こすまでフル回転してしまう男ですからね。すでに30代で、体力はこれから下り坂に差し掛かる。少しでも長く投打の二刀流を続けようと思ったら、肩肘の消耗を防ぐ必要があるわけで、そのためにも打者に軸足を置くのがベスト。本人も『最大の目標は勝つこと』とハッキリ言っている。昨年のワールドシリーズを制した直後の祝勝会で、フリードマン編成本部長に『あと9回やりましょう』と言ったほど。今季の起用法がチームの勝利のためということになれば、球団の方針に従いますよ」(前出の特派員)
さて、ドジャースは31日から本拠地で昨年のワールドシリーズの再戦となる対ヤンキース3連戦。シーズン62本塁打のア・リーグ記録の持ち主で、今季三冠王も視野に入れるジャッジ(33)との“直接対決”に注目だ。