ドジャース大谷 二刀流継続に不可欠な投球のメリハリ…初ライブBPで156キロもエンジン全開は命取り
「バッターが立てば(球速が)上がるのは分かってましたけど、1回目のライブBPなので。なるべく96、97マイル(約154~156キロ)は投げないようにしたが、最後の方は出ていたのでもう少し抑えながらいければいいかなと思う」
日本時間26日のメッツ戦の前、約1年9カ月ぶりに実戦形式の投球を行った大谷翔平(30=ドジャース)がこう言った。
この日の最速は約156キロ。右肘手術明けから初めてのライブBP。肘の負担を考慮して球速は上げないつもりだったものの、久々に打者に対峙したことでアドレナリンが出たようなのだ。
大谷はそもそも球速へのこだわりが強い。過去に2度、右肘靱帯修復手術を受けた理由についてこう言っている。
「手術をしなくても93~94マイル(約150~151キロ)くらいなら投げられる感覚だったが、100マイル(約161キロ)とか、それ以上の速球に耐えられるかといったら、たぶん耐えられなかったと思うので」
つまり160キロ超の速球を投げるために手術に踏み切った。日本にいたときはこう言ったこともある。