長嶋茂雄さんは僕のお門違いも甚だしい“直談判”にも耳を傾けてくれた「お前の言い分は分かったが…」

公開日: 更新日:

 PL学園からドラフト1位で指名されて30番をもらった。当初は「江川だ、江川だ」とファームでヤジられた。30番といえば橋本。ファンに早くそう言ってもらいたい一心で頑張ってきたのだ。

 その愛着ある30番の剥奪をマスコミ報道で知った。球団から事前に断りがあってもいいじゃないか。寂しさが、すぐに、怒りに変わった。

 球団フロントの人間に説明を求めようとしても「オレもよく分からないんだ」と逃げの一手。ボクの予想以上の怒りに驚いたのか、フロントは責任をなすり付け合うだけでラチがあかない。

 強硬手段に出た。長嶋監督に直接、聞くしかない。田園調布の自宅に電話をかけてしまった。

「橋本です。ボクの背番号が替わるそうですね」「えっ、オレは知らないな。そうなのか?」

 突然の電話に電話口の向こうの長嶋監督が驚いている様子が伝わってきた。畳み掛ける。

「替えないでください。お願いします。1年、背番号変更は待ってください。来年、ダメだったら、クビにしてもらっても構いませんから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”