阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手
原前監督「FA補強はジャイアンツの使命」
「今秋のドラ1は、アマチュアナンバーワン打者の呼び声高い創価大の立石正広(4年)で決まりそうです。日本代表の4番として臨んだ先の日米大学野球では最終戦で2安打。180センチ、85キロの均整の取れた体格で、広角に長打を打てる右の長距離砲です。今春は5本塁打を量産して東京新大学リーグ通算14発。甲子園のスター投手である健大高崎の最速158キロ右腕・石垣元気(3年)を推す声もある中、得点力不足と来年以降に岡本がメジャーへ流出する可能性も考慮しないといけない。立石は三塁と二塁が守れますから」
その岡本は今オフ、ポスティングを使ったメジャー移籍を狙っていたとされるが……。
「宿敵阪神にここまで大差をつけられてのV逸となれば、来季のリーグ優勝奪回は至上命令。いくら試合中の“事故”で仕方なかったとはいえ、すでに2カ月以上も離脱しているわけで、球団としては『チームを優勝に導いてから挑戦して欲しい』と今オフのメジャー移籍は認めない可能性が高まったようです。海外FA権の取得は最短で26年オフの見通し。『あと1年待って海外FAで行って』となりそうです」(同)
オフには当然、専売特許のFA補強にも動く。さる巨人OBがこう言う。
「昨年はソフトバンクから捕手の甲斐を獲得しましたが、今年もFAの調査を行うようです。ある幹部によると『巨人が手を挙げないと、FA制度そのものがなくなってしまう』と。そういえば、原前監督も『FA補強はジャイアンツの使命』と言っていました。そんな巨人の今オフの狙いは、中日の投手だそうです」
巨人のチーム防御率はリーグ2位の2.55ながら、エース戸郷の不振、昨季15勝の菅野が抜けた穴が埋まっていないのが実情だ。そこで動向を注視しているのが、中日の9年目・柳裕也(31)だという。2021年に最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを獲得するなど先発の軸として活躍。今季は開幕から4試合に登板し、防御率0.72と安定した投球を続けていたが、右肩のコンディション不良のため4月下旬に離脱。15日に一軍復帰を果たし、阪神を相手に5回4安打1失点と粘りの投球を見せた。