大接戦パV争いで日本ハムがソフトBに勝つ根拠…カギを握るのはCS進出に必死の楽天とオリ

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直接対決は残り3試合

 30試合ほどとなった残り試合の対戦相手も日本ハムに分がありそうだ。パは3位オリックスと4位楽天が4ゲーム差と激しいCS進出争いを繰り広げている。

 ソフトバンクはこの両チームと計19試合も残すが、日本ハムは同9試合しかない。

「ソフトバンクと日本ハムの直接対決は残り3試合。大事なのはいかに下位にとりこぼさないか。ソフトバンクは11試合残っているオリックスには9勝3敗2分けと勝ち越しているものの、オリックスも負けられない試合が続く上、エースの宮城が去る21日の日本ハム戦から復帰したのは大きい。残り8試合の楽天に至っては8勝9敗とやや苦手にしています。右のエース有原のローテを組み替えてまで臨んだ日本ハム戦で3連敗を喫したばかりなのに、次カードの26日からはその楽天と裏ローテで2連戦。楽天もCS進出に必死なので、それこそこの日のように近藤を何度も敬遠し、山川との勝負を仕掛けてくるかもしれない」(飯田哲也氏)

 新庄監督は試合後、敬遠策に「山川くんにおいしいところのチャンスをあげただけ。(自分が現役だったら)よっしゃ、ありがとう、3回も」と冗談めかしつつ、「作戦なんで」と話した。1人の打者に対し1試合で3度の敬遠は珍しいとはいえ、楽天やオリックスも同じ手を使ってもおかしくない。エスコンフィールドの大観衆の強力な後押しを受けて3連勝した新庄日本ハム。ゲーム差ではわずかに下回るが、ソフトバンクを最終的に逆転する可能性は高いとみていい。

  ◇  ◇  ◇

 そんな新庄監督の選手操縦術は年々磨きがかかっているようだ。球団最年長レジェンド宮西尚生にしても、一時は新庄監督との関係性に様々な憶測が流れた時期もあった。ところが、本人を直撃すると「意外な言葉」が返ってきたのだ。いったいどういうことか。宮西の心を鷲掴みにした出来事とは。

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