森保Jがメキシコ戦で決定力不足が露呈…引き分けで「自画自賛」している場合か

公開日: 更新日:

内容よりも結果

「勝てる試合なのにゴールを奪えずに勝ち点1止まり。ゴール枠内シュートも少なく、結局は決定力不足を露呈して<勝ち点3>を稼げなかった試合として反省し、今後のチーム作りに繋げないといけません」とは元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏である。

「後半36分にFW町野修斗を投入しましたが、代表戦でゴールの予感が漂ってこない町野ではなく、代表9試合、9得点のFW小川航基の意外性のある一発に掛けるべき盤面でした。さらに言うならば、身長が高くてフィジカルが強く、強烈ヘディングが持ち味の選手を相手ゴール前に置き、その選手の頭を目掛けて何度もクロスを放り込んでゴールを狙うという戦法をとるべきでした。

今回、ベンチにはGK鈴木彩艶の190センチを上回るチーム最長身192センチのMF望月ヘンリー海輝が控えていた。右サイドのWG(ウイングバック)やSB(サイドバック)が主戦場の選手ですが、強靭なフィジカルと高い打点のヘディングシュートは<飛び道具>として相手DF陣の大きな脅威となります。来年の北中米W杯本大会を見据え、ゴールを奪って勝つために最善の策は何か? これを突き詰めてほしい」

 森保監督に限らず、日本サッカーは「長短のパスを繋ぎながらサイド攻撃を織り交ぜ、攻守の切り替えを早くして試合の主導権を握って勝つ」というお題目にとらわれ、試合内容を重視し過ぎる傾向にある。

「事あるごとに<自分たちのサッカーを貫いて勝利を目指す>という言葉を聞くが、それよりも<勝つためにやらなければならないサッカー>を見せてもらいたい」とは前出の六川氏だ。

  ◇  ◇  ◇

 サッカー日本代表と言えば、森保監督はなぜ、38歳の長友佑都を招集しつづけているのか。ネットでは「選手ではなくコーチでいいのでは」といった批判の声も少なくないが…。サッカージャーナリストの森雅史氏が、「7月の中国戦はラスト通告だった」とその裏側も含めて徹底解説してくれた。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  2. 2

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    吉村代表こそ「ホント適当なんだな」…衆院議席3分の1が比例復活の維新がゾンビ議員削減と訴える大ボケ

  5. 5

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    ブルージェイズ知将が温めるワールドシリーズ「大谷封じ」の秘策…ドジャース連覇は一筋縄ではいかず

  3. 8

    高市政権は「安倍イタコ政権」か? 防衛費増額、武器輸出三原則無視、社会保障改悪…アベ政治の悪夢復活

  4. 9

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  5. 10

    亀梨和也気になる体調不良と酒グセ、田中みな実との結婚…旧ジャニーズ退所後の順風満帆に落とし穴