巨人・田中将大はいつの間かCS先発4番手…ファイナル進出なら阪神戦「開幕投手」
ハンパない経験値
阪神が待ち受けるCSファイナルSに進出した場合の先発候補は、この日登板した西舘、井上温大(24)、そして、9月30日の中日戦で史上4人目の日米通算200勝を達成した田中将大(36)らが挙がっていた。西舘が微妙な結果に終わったことで、一気に存在感を増しているのが、田中将だという。
なにせ経験値がハンパない。CSには楽天時代の2009年と13年の2度出場し、計4試合で3勝1セーブ。先発した3試合は全て完投で1試合は完封しているのだ。
「200勝まであと3勝の状態で入団しながら、長らく足踏みが続き、達成したら引退? なんてささやかれたマー君は、3勝4敗で今季を終えたが、今や先発4番手。まだ流動的とはいえ、15日のファイナルS第1戦での登板の可能性が高まっているというから大逆転です。楽天時代の09年は、2位でソフトバンクとのファーストS第2戦に先発して1失点で完投勝利。日本ハムとのファイナルS第3戦でも2失点で完投勝利を収めた。優勝した13年はロッテとのファイナルS初戦に先発して完封勝利。第4戦では3点リードの九回にリリーフし、無失点で胴上げ投手になった。ヤンキース時代もポストシーズンで5勝。これはパドレスのダルビッシュに並ぶ日本選手の歴代最多勝利。ポストシーズンで無類の強さを発揮してきただけに、敵地甲子園でも平常心で投げられると、阿部監督の期待が大きいのです」(同)
現在登録抹消中の田中将は、CSファーストS2戦目の12日から再登録可能。甲子園での〝開幕戦〟が田中将先発なら、虎ファンも盛り上がりそうだが……。
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そんな田中将は実のところ、いまでも古巣ヤンキースに未練タラタラ。巨人移籍当初からメジャー、それもヤンキースへの復帰願望を周囲に漏らしていたという。いったいどいうことか。
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