オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

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 オリックスの福良GMは2019年のシーズン中、編成部門の責任者に就任すると、旧知の日本ハム関係者にこう言ったという。

「ウチもドラフトと育成でいくよ」

 育成統括マネジャーだった18年オフから、3年連続で高校生を1位指名。エースだった山本由伸(現ドジャース)が抜けて5位に沈んだ昨年こそ6人中5人が大学、社会人だったものの、例年、高校生を中心に獲得。それが21年からのリーグ3連覇につながった。「凶作」と他球団が敬遠するからこそ、素質ある高校生を総ざらいしたドラフト戦略が実を結ぶか見ものだ。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイでは毎秋恒例の人気企画「ドラフト家庭の事情」(2025年版)を鋭意準備中。本記事下部の【関連記事】では、これまでに公開した「オリックス編」をピックアップした。そこで明かされた選手たちの生い立ちや家族の支え、驚きの逸話の数々は、プロ野球ファンこそ必読だ。

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