オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"
オリックスの福良GMは2019年のシーズン中、編成部門の責任者に就任すると、旧知の日本ハム関係者にこう言ったという。
「ウチもドラフトと育成でいくよ」
育成統括マネジャーだった18年オフから、3年連続で高校生を1位指名。エースだった山本由伸(現ドジャース)が抜けて5位に沈んだ昨年こそ6人中5人が大学、社会人だったものの、例年、高校生を中心に獲得。それが21年からのリーグ3連覇につながった。「凶作」と他球団が敬遠するからこそ、素質ある高校生を総ざらいしたドラフト戦略が実を結ぶか見ものだ。
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