永嶋花音ちゃんとコンビを組んでわかったファイナルQTの戦い方
でも、1打スコアを落とし、8位から24位に順位を落とした2日目の途中にこんなことがありました。9番、12番のボギーで流れが悪くなり、ズルズルいきそうな時です。
「なに追い込まれてんねん。まだ中盤やぞ!」
僕は少し強い口調で鼓舞しました。これで開き直ったのか、花音ちゃんは14番でバーディーを取るのですが、ピンチのとき、初めてバッグを担いだキャディーにこんなことを言われたらイラッとくるかもしれません。僕だって花音ちゃんでなければ、言わなかったでしょう。
「プロテストに次いで緊張する」ともいわれるFQTです。シーズン中とは違い、18ホールが終わると花音ちゃんも毎日ぐったりでした。
今回の経験でわかったことがあります。FQTに出る選手は、何度もコンビを組んだキャディーと戦うべきです。僕は今まで、「初めて」の選手が多かった。彼女たちはすごく緊張しながらコースやライバルと戦い、もしかしたら僕にも気を使っていたかもしれません。今思えば、僕自身も選手の性格がよくわからず、最高の手助けができたか疑問です。
今週は9日から12日まで男子のFQT(千葉夷隅GC)で大嶋宝君とのコンビです。宝君もよく知っている選手です。ここでも全力を尽くします。



















