ドジャース大谷翔平が古巣エンゼルスに抱く複雑感情「育てられた恩」と「常敗を強いられた鬱憤」

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 入団4年目の21年に46本塁打を放ってタイトル争い。投げては9勝(2敗)をマークした。投げても打ってもメジャーでトップクラスの選手に成長すると、チームとして勝ちたいという欲が出る。9月に7回を1失点に抑えても打線の援護に恵まれず白星を逃すと、バットを叩きつけて怒りを爆発させてこう言った。

「ヒリヒリするような9月を過ごしたい」

「ファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好きではある。ただ、それ以上に勝ちたい」

 それ以降はオフになると、21年からチーム編成を担うミナシアンGMに電話で補強状況を尋ねていたという。同僚でMVPを3度獲得したトラウト(34)は「予算はあるので、いい選手を複数補強して欲しい」と球団に注文を付けたこともあるくらいだから、大谷はそれでも動かないフロントに業を煮やしたに違いない。そしてFAになった23年オフ、ドジャースに移籍。エンゼルスは結局、大谷が在籍した6年間、一度もプレーオフにすら進めなかった。

 日本時間23日、エンゼルスタジアムでのエンゼルス戦に「1番・DH」で出場した大谷は3打数1安打3打点。試合前の練習では外野でトラウトとハグをするシーンもあった。オープン戦ながら古巣での「フリーウエーシリーズ」にさまざまな思いが脳裏をよぎったに違いない。

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