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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

大坂なおみ「多様性の女王」が全仏で魅せた黄金ウエア…勝敗超えて夏本番へ進む復活ロード

公開日: 更新日:

 ウィリアムズ姉妹やシャラポワなど、ファッショナブルでスキャンダラスなスター選手がコートを去って久しく、大坂は唯一の後継者と言っていい。名前と顔が一致する、世界で最も知られた現役選手。本筋での準備も万端だ。

 全米、全豪を2度ずつ制覇して5年が過ぎ、28歳になり愛娘も今年3歳。旅から旅のツアーライフは産後には過酷で、復活例はキム・クライステルスくらいしかない。それでも昨年はツアー準優勝が2度、ランキングを16位まで戻して8月末の全米に照準を合わせる。

 昨年は、前哨戦のモントリオールが決勝まで、全米も準決勝にコマを進めながら共に逆転負けで不覚を取った。ただ、自信は掴んだ。米国シリーズに向け、実績の薄い全仏~ウィンブルドンをどう戦うか。結果より気分だろう。

 全仏は3回戦進出が最高とはいえ、一昨年、優勝したシフィオンテクからセットを奪ったのはナオミだけだった。今年もマドリードのクレーコートで、女王サバレンカを追い詰めている。

 パリは、かつて中国の李娜がまさかの初優勝を飾った舞台──それはともかく、格式のウィンブルドンではどんな衣装になるのか。紅白の小林幸子なみの興味が、多様性の女王らしい。

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