松井秀喜は感心させられるほどの「図太さ」があった…私が米挑戦成功を確信していたワケ
松井が巨人からヤンキースに移籍したとき、ボクがその活躍を疑わなかったのも、野球選手としての能力以上にこうした彼の性格を知っていたからだ。松井なら、それがたとえ大リーグの超名門球団だろうと、マイペースを貫き通せると確信していたのである。
当然、誤解されることもあった。巨人時代、松井はどちらかといえばチーム内で浮いた存在だった。松井はナインと一定の距離を置いて付き合った。先輩に媚びを売らなければ、同年代の選手とも群れない。
「付き合いが悪い」「何を考えているのか、分からない」
チーム内にはそんな声もあった。
が、松井は野球こそが自分の本分と思い定め、和を乱すことはなかったが、自分のやるべきことを淡々と黙々とやっていた。松井と2年間、同じカマのメシを食った寮の大広間の鏡の前には、畳がはげ上がった大きな穴が2つあった。松井が夜な夜な素振りを繰り返してできたものだとボクはあとで知った。松井は努力の人だといわれるが、その努力を人に見せない男でもあった。
そんな大人びた松井と対照的なのが伊良部である。ガキ大将がそのまま大きくなったような伊良部と初めて会ったのは、ボクらが小学校5年生のときだった。
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故・伊良部氏のエピソードは、当「大人気連載プレイバック」で公開している。気になるファンは要チェックだ。


















