著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

“夢の薬”が変えたアメリカ人の「体」と「心」…肥満王国返上か?

公開日: 更新日:

 アメリカで今、最も社会を揺るがしている薬が「オゼンピック」です。元は糖尿病の治療薬ですが、食欲を抑える作用が注目され、「痩せる薬」として瞬く間に広まりました。その影響は医療の枠を超えています。

 オゼンピックなどのGLPー1受容体作動薬(ウェゴビー、マンジャロなど)を使用する人は2019年から23年の4年間に実に7倍に増加しました。その多くが「痩せるため」で、セレブやインフルエンサーが次々と使用を公言、TikTokには「夢の薬」と称える動画があふれています。つい最近、コストコなどの量販店でも、販売を開始するというニュースが流れました。

 アメリカ人は人口の4割が太り過ぎ(BMI30以上)、1割が内臓疾患や高血圧などの原因となる肥満症(BMI40以上)ですが、昨年末の調査では、その肥満症がわずかながら、過去10年間で初めて減少しました。これも同薬の普及によるものと考えられています。

 それ以上に興味深いのは文化への影響です。リセール(中古)市場では「大きめサイズの服」の出品が急増し、外食チェーンでは「オゼンピック利用者向けメニュー」と銘打った「少食」メニューも登場しています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が参院自民にイライラMAXで爆発寸前! 予算案の年度内成立断念で身内に八つ当たりの醜悪

  2. 2

    世界陸上マラソンで金メダル谷口浩美さんは年金もらい、炊事洗濯の私生活。通学路の旗振り当番も日課に

  3. 3

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  4. 4

    武豊プロミストジーンを勝利に導く「第3回兵庫女王盃(JpnⅢ)」~園田競馬

  5. 5

    地方での「高市効果」に限界か…東京・清瀬市長選で自民現職が共産候補に敗れる衝撃

  1. 6

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 7

    第2子妊娠の倖田來未が18年前の“羊水発言”蒸し返されるお気の毒…SNSには「擦られすぎ」と同情の声

  3. 8

    ナフサ供給に暗雲で迫る医療危機…それでも高市政権「患者不安」置き去りの冷酷非情

  4. 9

    Wソックス村上宗隆にメジャーOB&米メディアが衝撃予想 「1年目にいきなり放出」の信憑性

  5. 10

    全国模試1位の長男が中学受験、結果は…“ゲッツ‼”ダンディ坂野さんに聞いた 子への接し方、協力の仕方