気が付けば「カスハラ加害者」… 中年以降は脳の機能が低下して感情が暴走

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 厚労省が昨年6月に発表した「令和6年度 過労死等の労災補償状況」によると、仕事におけるストレスが原因でうつ病などの精神障害になり労災認定を受けた人は、その前の年から172人増加の1055人。このうち自殺や自殺未遂は88人で、9人増加している。精神障害による労災と認定された人は6年連続で過去最多となり、初めて1000人を超えたという。

 精神障害による労災認定件数が増えた原因として注目されているのがカスタマーハラスメント(カスハラ)だ。

 労災の原因は、1位が「上司等から身体的攻撃、精神的攻撃等のパワーハラスメントを受けた」(224件)、2位が「仕事内容・仕事量の大きな変化を感じさせる出来事があった」(119件)、そして3位がカスハラを示す「顧客や取引先、施設利用者等から著しい迷惑行為を受けた」(108件)。このカスハラは前年から新たに追加された原因項目。今回の発表では105件に上り、これまで上位だったセクハラを上回って、3位に浮上したのだ。

「この何年か、カスハラに関する相談が増えていることを実感しています」と言うのは、産業医経験もある「渋谷365メンタルクリニック」院長の森秀和医師(心療内科専門医)。「カスハラにはいくつかパターンがある」と続ける。

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