気が付けば「カスハラ加害者」… 中年以降は脳の機能が低下して感情が暴走

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 まず、「おまえ、バカか」という人格否定。次に、金品や土下座を求めるなどの強要スタイル。そして急増しているのが「SNSにアップするぞ」というデジタルツールを用いての晒し。

「特にSNSの拡散性は、カスハラを受けた側を精神的に追い詰めます。会社のフォローアップがしっかりしていなければ一層メンタルのダメージが大きく、それが積み重なってうつ病になる人は珍しくありません」(森医師=以下同)

 上司として、あるいは同僚として、カスハラからうつ病に至らせないためには、“著しい迷惑行為”が1人に集中しないことが不可欠となる。

「分散した方が心理的負担が減ります。不当な文句が5分以上続いたら、上司など年齢や立場が上の人に速やかに代わるというような、ルール作りを徹底するよう提案しています」

 森医師が指摘するのは、カスハラがうつ病発症の最後の引き金になっている点だ。

「その前にメンタルがダメになるような要因をいくつも抱えている場合も多い。たとえば、会社から課されたノルマ、上司からのプレッシャー、人手不足や時間的余裕のなさによるストレス、業務内容などへの葛藤などです。さらに孤立していて、気持ちを発散させる場所がなく、出社拒否となってしまう。日頃からのサポートも重要です」

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