著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

患者さんとの対話…「歴史の証人」から「歴史の証言」を聞く

公開日: 更新日:

 私はいろいろなことに興味があり、患者さんに病気のこととは関係ない、仕事や過去の人生の出来事を聞き出すのが大好きです。

「へぇー、そうだったんですかぁ」--そうやって感動して毎日を過ごしています。

教育とは忘我の感覚を覚醒させることである」と、昔のギリシャの偉い人が言ったそうです。忘我とはエクスタシー。感動です。

 なかでも興味深いのは戦争当時の話です。小さいころから母や祖母に戦争当時のことを聞かされたせいでしょうか。太平洋戦争、いや大東亜戦争、第2次世界大戦、日中戦争、いろいろと呼び方はあるでしょうが、とにかく、そういった国家が人権を著しく蹂躙し、一部の国民が狂信的に漠然とある教義を信奉して社会を統治した時期の話です。

 これまでたくさんの患者さんに出会いました。もちろん、戦争を知っている世代ですから、その多くの方は既に鬼籍に入られてますが、「歴史の証人」から「歴史の証言」を耳にすることができました。

 玉砕の島、ペリリュー島や硫黄島に最後の物資を輸送船で届け、避難する一般住民を乗せたという方もおられました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が参院自民にイライラMAXで爆発寸前! 予算案の年度内成立断念で身内に八つ当たりの醜悪

  2. 2

    世界陸上マラソンで金メダル谷口浩美さんは年金もらい、炊事洗濯の私生活。通学路の旗振り当番も日課に

  3. 3

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  4. 4

    武豊プロミストジーンを勝利に導く「第3回兵庫女王盃(JpnⅢ)」~園田競馬

  5. 5

    地方での「高市効果」に限界か…東京・清瀬市長選で自民現職が共産候補に敗れる衝撃

  1. 6

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 7

    第2子妊娠の倖田來未が18年前の“羊水発言”蒸し返されるお気の毒…SNSには「擦られすぎ」と同情の声

  3. 8

    ナフサ供給に暗雲で迫る医療危機…それでも高市政権「患者不安」置き去りの冷酷非情

  4. 9

    Wソックス村上宗隆にメジャーOB&米メディアが衝撃予想 「1年目にいきなり放出」の信憑性

  5. 10

    全国模試1位の長男が中学受験、結果は…“ゲッツ‼”ダンディ坂野さんに聞いた 子への接し方、協力の仕方