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石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

治療中断後1年強で…クスリを使った減量もリバウンドする?

公開日: 更新日:

 肥満症の治療薬として、最近「GLP-1受容体作動薬」という注射薬が使用され、大きな効果があるとして注目されています。本来は医療機関で専門の医師の指導のもとに使用する薬ですが、芸能人やセレブが試したという情報なども拡散し、自費できちんと診察などを受けることなく使用している人も多いのが実態であるようです。

 ダイエットで問題になるのは、いったん体重が減った後のリバウンドです。食事を制限するなどして、自己流で一時的な減量に成功しても、短期間でリバウンドして元に戻る、というのは経験のある方も多いと思います。それでは、薬を使ったダイエットはリバウンドしないのでしょうか?

 今年の「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」という一流の医学誌に、それについての研究結果が報告されています。これまでの臨床データをまとめて解析したところ、注射薬などを使用したダイエットでも、治療をいったん中止すると、平均1.7年くらいで体重はリバウンドして元に戻り、減量による健康効果も1.4年くらいでなくなってしまうことが明らかとなりました。

 食事や運動などの生活改善を中心としたダイエットでも、リバウンドは起こるのですが、薬のダイエットではより簡単にリバウンドが起こっているようです。長期的に考えると、地道な生活改善が最善のダイエットであるようです。

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