「戦う女、戦えない女」林田敏子著

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 やぼったい軍服が国民の間で熱狂的な人気を呼ぶ「カーキ・フィーバー」の話題から始まり、国家危急のときに身を奉じる尊さを説く情緒的な道徳論が女性たちの心理をも巻き込んでいく。大英帝国の誇りと女性の気品が一体化され、参政権運動は統制を乱すものとして休止。代わりに農村から警察、野戦病院、さらに戦場へ赴く部隊にまで女性たちが補助要員として駆り出されていく。

 そして当然のように起こる性的スキャンダル。まさに現代の日本は同じ道を歩もうとしているのだ。
(人文書院 1600円)

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