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北上次郎評論家

1946年、東京都生まれ。明治大学文学部卒。本名は目黒考二。76年、椎名誠を編集長に「本の雑誌」を創刊。ペンネームの北上次郎名で「冒険小説論―近代ヒーロー像100年の変遷」など著作多数。本紙でも「北上次郎のこれが面白極上本だ!」を好評連載中。趣味は競馬。

「桃のひこばえ」梶よう子著

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 それにもうひとつ、男まさりの千歳に縁談が舞い込んでくるから大変だ。武家の娘であるならば、親の決めた縁談に不服は申さぬと言っているらしい。草介は、草花に触っていればそれだけで満足という男だから、うまい言葉は出てこないかもしれないが、それではだめだ。さあ、どうする、草介。

(集英社 1700円)

【連載】北上次郎のこれが面白極上本だ!

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