昭和レトロを楽しむ編

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「70年代アナログ家電カタログ」松崎順一著

 大量消費ブームに沸いた1970年代の家電の数々が分かる、およそ530点のカタログを収録。

 白物家電をほとんど作らなかったソニーでは、テレビにかける情熱は他社よりも抜きんでていた。発色の良さが支持された「トリニトロン」のカタログでは、熱帯魚や花などを多用して特徴をアピール。最先端のテレビを洗練されたインテリアと共に写真に収め、豊かな暮らしへの憧れを誘った。街の電器屋さんのイメージが強い東芝は、カタログも親しみやすい作り。当時流行していた若者向けの13型のポータブルテレビは、そのサイズ感を伝えるためカタログに実物大の写真を掲載していた。

 今や貴重な品となった昭和の家電カタログ。見ているだけでも楽しくなる。

(青幻舎 2800円+税)

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