「なぜ私は人工透析を拒否してきたか」リュウ・ウェイ著

公開日: 更新日:

 バイオリニストである著者は、41歳で慢性腎不全と診断される。病状は中期のステージ3で、医師からは治療に専念するよう指導されるが、著者は人工透析を拒否。食事療法や代替療法を行いながら、仕事を続ける道を選択した。

 食事療法は、雑穀の摂取がメーン。ハトムギやきび、そして玄米などは、ミネラルや食物繊維が豊富でデトックス効果が高く、解毒の働きを担う腎臓機能の低下を補ってくれるという。代替療法では、内臓のコリをほぐす内臓セラピーや整体などで血流をよくし、老廃物の排出を促している。以降10年、腎臓はわずか8%しか機能していない末期の状況だが、今でも透析を受けずに済んでいるという。

 透析以外にも、腎臓病には治療の選択肢があることを教えてくれる。(きずな出版 1400円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性