目で読む音楽本特集

公開日: 更新日:

「音楽談義」保坂和志・湯浅学著

 同学年(1956~57年生まれ)の作家と音楽評論家が対談した記事をまとめた一冊。あてもなく、とめどなく放談し、音楽から脱線することもしばしばだが、だからこそ面白い。言葉を大切に扱う人間ならではの、鋭い感性と批評性に引きこまれる。ボブ・ディランにデレク・ベイリー、ポール・マッカートニー、アン・ルイスやマキタスポーツ、はてはAKB48まで語り合う柔軟性と幅の広さ。知性あふれるまっとうな男ふたりが毒を吐きつつも、時に少年に戻る姿は同世代の共感を呼ぶ。長渕剛村上春樹がどうにも苦手な人にもぜひ勧めたい。(Pヴァイン 1800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒