なぜ、企業は労働者を酷使するのか

公開日: 更新日:

 資本の論理に振り回されるようになった日本の未来を明るくするためには、どうしたらよいのか。著者の主張は、資本に政府の規制をかけ、日本的福祉社会をつくることだという。私は著者と意見が一緒ではないが、ここに書かれていることの9割に同意できる。そして、この本を過半の国民が読んでくれれば、日本の経済社会は、正しい方向に進路を転換できるだろう。

 ただ、残念ながら、そうはならないと思う。いまの出版界では、恐怖をあおったり、実利を示したり、センセーションがなければ売れないからだ。2400円という定価は、出版社自身が低部数を予測していることを意味する。もちろん、私は、自分の予測が外れることを心から願っている。★★★(選者・森永卓郎)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網