【現代医療の素顔】難病予防から移植手術、不妊問題まで現代医療のさまざまな素顔に迫る

公開日: 更新日:

「だれが修復腎移植をつぶすのか」高橋幸春著

 がんにかかった臓器提供者の臓器は移植には不適という常識を破り、小規模ながんの部位を取り除いた「修復腎」を慢性腎不全の患者に移植して高い成果を上げた医師たちがいた。ところが移植学会はこれを非難。厚労省に働きかけて「原則禁止」に追い込んだが、治療を受けた患者や希望者らが抗議し、提訴へ。

 本書はこの問題を深く取材し、2兆円市場といわれる透析医療費の利権にむらがる製薬会社や医療機関と学会がからむ癒着構造を発見する。医学界の闇に深く切り込んだノンフィクションだ。(東洋経済新報社 1500円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  3. 3

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  4. 4

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 5

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  1. 6

    巨人ドラ1岡本和真 本塁打1本「小遣い1万円」に祖父母悲鳴

  2. 7

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  3. 8

    辰己涼介は楽天残留が濃厚 ソフトバンク東浜巨らFA行使“残り物”たちの気になる行方

  4. 9

    新大関・安青錦に追い風? 八角理事長が看破した横綱・大の里「左肩回復遅れ」

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真に「村上宗隆の2倍」の値段がついたカラクリ