「憲法改正の覚悟はあるか」小林節著

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 安倍政権は改憲をしないまま海外派兵ができるようにしようとしている。

 これまでは特別措置法という時限立法で、インド洋で海上封鎖している米軍に給油など事実上の〈戦争支援〉を行ってきたが、今回は海外派兵の〈恒久法〉である自衛隊海外派兵手続き法の制定作業に入っている。制定されれば国会の承認なしで政府が海外派兵でき、国連の決議がなくても米軍の後方支援ができることになる。

 イスラム教諸国と戦争している米国の後方支援をすれば、東京でもロンドンやマドリードのようなテロが起こることがあり得るのだ。

 改憲派憲法学者が〈改憲論争〉の問題点をわかりやすく講義した一冊。

(KKベストセラーズ1200円+税)

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