「女薫の旅」神崎京介著

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 伊豆修善寺に暮らす山神大地の性遍歴を描く青春官能シリーズ最新刊。

 高校3年生の秋、同級生らは受験モードに突入した。学園祭で女装を披露した大地は、そのときに手伝ってくれた雪乃から声をかけられる。雪乃は大地が女装に目覚めたのに気づき、ドレスや下着を新たに買い集めてきたと言う。執拗な雪乃にうんざりしながらも、見せられた下着に興奮してしまった大地は誘われるまま彼女の部屋へ行き、自然消滅していた関係が復活する。かつては、すべてに未熟だったが、大人の体へと変貌していた雪乃は「おちんちんって、すごく芸術的」とうながしてもいないのに口にふくむ。(「打たれる杭」)

 その他、恩師の景子との逢瀬など4話を収録する文庫オリジナル。(講談社 550円+税)

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