「CHRISTMAS クリスマス」光村推古書院編集部編

公開日: 更新日:

 今日はクリスマスイブ。新たに風物詩となったハロウィーンなど、四季折々、和洋さまざまな年中行事があるが、クリスマスはまた別格の感がある。街がクリスマスの飾りつけに彩られていくと華やいだ気持ちになるとともに、一年の終わりが近づきつつあることを感じさせられ、キリスト教徒でなくとも、またこのときを迎えられた安堵、そして新しい年への期待が混じり合った、なんともいえない気持ちになる。

 それは世界の多くの人も同じで、信仰心を持つ人々はなおさらなのだろう。

 本書は、クリスマスの装飾で華やぐ世界各地の街の風景を集めた写真集。ドイツ・ドレスデンの街の広場は、面した建物、四方八方へと延びる路地、そして埋め尽くす露店まで、電飾で輝く。フランクフルトなど、ドイツでは他の街も同様の賑わいで、広場には移動遊園地のメリーゴーラウンドや観覧車まで登場し、祝祭ムードを盛り上げる。

 一転、ベルリンのブランデンブルク門の広場には、シンプルなツリーだけがそびえ立ち、歴史の節目となったあの日の記念碑のようだ。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較