「CHRISTMAS クリスマス」光村推古書院編集部編

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 今日はクリスマスイブ。新たに風物詩となったハロウィーンなど、四季折々、和洋さまざまな年中行事があるが、クリスマスはまた別格の感がある。街がクリスマスの飾りつけに彩られていくと華やいだ気持ちになるとともに、一年の終わりが近づきつつあることを感じさせられ、キリスト教徒でなくとも、またこのときを迎えられた安堵、そして新しい年への期待が混じり合った、なんともいえない気持ちになる。

 それは世界の多くの人も同じで、信仰心を持つ人々はなおさらなのだろう。

 本書は、クリスマスの装飾で華やぐ世界各地の街の風景を集めた写真集。ドイツ・ドレスデンの街の広場は、面した建物、四方八方へと延びる路地、そして埋め尽くす露店まで、電飾で輝く。フランクフルトなど、ドイツでは他の街も同様の賑わいで、広場には移動遊園地のメリーゴーラウンドや観覧車まで登場し、祝祭ムードを盛り上げる。

 一転、ベルリンのブランデンブルク門の広場には、シンプルなツリーだけがそびえ立ち、歴史の節目となったあの日の記念碑のようだ。

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