「CHRISTMAS クリスマス」光村推古書院編集部編

公開日: 更新日:

 今日はクリスマスイブ。新たに風物詩となったハロウィーンなど、四季折々、和洋さまざまな年中行事があるが、クリスマスはまた別格の感がある。街がクリスマスの飾りつけに彩られていくと華やいだ気持ちになるとともに、一年の終わりが近づきつつあることを感じさせられ、キリスト教徒でなくとも、またこのときを迎えられた安堵、そして新しい年への期待が混じり合った、なんともいえない気持ちになる。

 それは世界の多くの人も同じで、信仰心を持つ人々はなおさらなのだろう。

 本書は、クリスマスの装飾で華やぐ世界各地の街の風景を集めた写真集。ドイツ・ドレスデンの街の広場は、面した建物、四方八方へと延びる路地、そして埋め尽くす露店まで、電飾で輝く。フランクフルトなど、ドイツでは他の街も同様の賑わいで、広場には移動遊園地のメリーゴーラウンドや観覧車まで登場し、祝祭ムードを盛り上げる。

 一転、ベルリンのブランデンブルク門の広場には、シンプルなツリーだけがそびえ立ち、歴史の節目となったあの日の記念碑のようだ。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?