「美しい鳥 ヘンテコな鳥」川上和人監修・執筆

公開日: 更新日:

 世界各地の美鳥・珍鳥を集めた写真集。

 表紙の鳥は、アフリカ南部に生息する「ミナミゴシキタイヨウチョウ」。紙面では分かりづらいかも知れないが、その名の通り、上半身はコバルトブルーとグリーン、胸は紫がかった濃いブルーのライン飾りを境目にして鮮やかな赤に切り替わり、羽は茶色、下半身は羽と同系色のピンクがかった茶色と、極彩色で着飾っている。さらに、それらの色全てがメタリックに輝いているのだ。この金属色は羽毛表面の光の反射によって生み出される「構造色」だそうだ。

 ため息をつきながらページを開くと、真っ白で丸いぽやぽやの羽毛の塊に黒い目と嘴がちょこんとついた「シロアジサシ」のヒナが何か言いたそうにこちらを見つめている。

 コピーのように添えられた紹介文のタイトル「威嚇しても可愛いだけだぞ」に、思わずにやりとしてしまう。

 空中停止する「ミドリフタオハチドリ」には「天然ドローン」、青い脚にひょうきん顔の「アオアシカツオドリ」には「目つきが悪くてスミマセン」、嘴がまさにの「ヘラサギ」には「しゃもじ美人」と、このコピーがなお一層、鳥たちに親近感を抱かせる。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離