「やってはいけない目の治療」深作秀春著
これまで15万件以上の目の手術を行ってきた眼科のトップランナーである著者が、巷にあふれるいい加減な「眼科もどき本」を一刀両断する。
近年、目の周囲を叩いたり、こすったり、もんだりすると目が良くなるとするものや、目を上下左右の方向に強く激しく素早く動かすことで目の老化を防ぐといった内容の本が書店に数多く並んでいる。しかし、これは明らかに間違った情報で、眼科医なら絶対に提唱することはないという。
実際、そうした誤った情報を信じて目を激しく動かしたことで網膜剥離になり、著者が院長を務める「深作眼科」に駆け込んでくる患者がたくさんいるそうだ。
そうしたトラブルを防ぐためには、患者側が正しい知識を持つ必要がある。本書では、眼科外科医のフロントランナーである著者が、最先端の眼科治療を解説。コンタクトレンズの選び方から、レーシック手術の正しい受け方、網膜剥離、白内障、緑内障、加齢黄斑変性の治療まで、眼科に関する正しい情報を知ることができる。(KADOKAWA 1200円+税)