最高額は60万円! パチンコの景品交換所で働くシニアがよく目にするキャッシュの額とは?
【第14回・前編】パチンコの景品交換所でアルバイトするNさんの場合
「人生100年時代のロールモデルがいない」――退職後のサラリーマンが迷走している。キャリア、居場所はリセットされ、年金不安時代は資産形成も「自己責任」。「人手不足」の号令の下、今日もシニアは働き続ける。『副業おじさん』『過労シニア』のルポライター・若月澪子が、奮闘し続ける令和シニアの素顔を追う。
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「はい、1万5000円です」
ここはパチンコの景品交換所。パチンコを打ち終わった人が立ち寄り、受け取った景品を現金に変える場だ。俗にいう「三店方式」(※)というやつである。
パチンコは法律上、賭博ではなく「遊技」として扱われる。パチンコ店が客に現金を提供したり、客に渡した景品を買い取ったりすることは、風営法で禁止されている。
そこで現金を受け取る景品交換所は、パチンコ店の外に「さり気なく」設けられている。景品交換所はパチンコ店とは、別の事業者が運営する店舗という位置づけだ。
その景品交換所の受付で働く人は、シニア世代が多い。
(※)パチンコ店の客はまず店内で、出玉を「特殊景品」と呼ばれる品物に交換する。その景品をパチンコ店とは別の事業者が運営する景品交換所に持ち込み、買い取ってもらうことで現金を受け取る。さらに景品交換所が買い取った景品を景品問屋に売り、問屋がパチンコ店に卸す。この一連の仕組みが「三店方式」である。


















