「雑草はなぜそこに生えているのか」稲垣栄洋著

公開日:  更新日:

 植物学の中で最もミステリアスで謎に満ちた植物だいう、雑草の秘密を解説した科学テキスト。

 日本にある種子植物約7000種のうち、雑草として扱われているのはわずか500種ほど。よく目にする主要な雑草は100種にも満たないという。

 雑草が生えているのは道端や公園、畑など人間がつくり出した特殊な環境。つまり雑草と呼ばれる植物は、特殊な環境に適応して、特殊な進化を遂げた、特殊な植物なのだそうだ。

 しぶといイメージがある雑草だが、意外にもその共通の特徴は「競争に弱い」ことという。

 ゆえに雑草は、強い植物は力を発揮できないような人間がいる特殊な場所を選んだのだ。そうした雑草の知られざる生き残り戦略を解説しながら、若者たちに人生の生き方のヒントを伝える。(筑摩書房 840円+税)



日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女が嫌いな女3位 伊藤綾子が暗示する“におわせメッセージ”

  2. 2

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  3. 3

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  4. 4

    ファン心配…築地「吉野家1号店」営業終了で店長はどこへ

  5. 5

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    「言論の自由がない」D.スペクターさん東京五輪狂騒に苦言

  8. 8

    メジャーGMも視察 加熱する菊池雄星争奪戦“禁じ手”の恐れ

  9. 9

    大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

  10. 10

    沖縄県知事選で“黒歴史”隠し 佐喜真候補にもう一つの疑惑

もっと見る