「バッグをザックに持ち替えて」唯川恵著

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 きっかけは「アルプスの少女ハイジ」に登場するヨーゼフに憧れてセントバーナード犬を飼ったことだった。

 暑さに弱い愛犬ルイのために軽井沢に引っ越そうと考え、家の下見のために国道18号を西に向かうと、いきなり浅間山が目に飛び込んできたのだ。その美しさにほれぼれとして軽井沢に移り住んだ。そして、軽井沢を舞台に、浅間山で死亡した友人をもつ高校生3人の人生を小説にしようと思いつく。

 すると担当編集者が「では、早速登りましょう」。登山経験のある夫が登ってみてすばらしかったというので、著者も登ってみたが、筋肉痛がひどく、もう二度と登らない、と決心する。だが、なぜかエベレスト街道まで目指すことになった著者の山のエッセー。 (光文社 1200円+税)

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