「これからの本の話をしよう」萩野正昭著

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 映画産業に携わっていた著者は、1992年、ボイジャー・ジャパンを立ち上げ、デジタル出版事業を始めた。2008年、かつての仕事仲間の映画プロデューサー、栗山富郎が訪れる。

 翌年、「デラシネ――わたくしの昭和史」として、印刷本と電子本が発売された。寄贈本に書かれた栗山のメッセージにはこう書かれていた。「電子的な方法を駆使した新しい出版は、返本、絶版がありません。まだ未熟と荒々しさを脱しきれない青年期ですが、遼々たる未来はすでに視野に入っています」。自分の本が延々とそれぞれの時代の若者に読み継がれることを思って、栗山は幸せを感じた。

 デジタル出版という新しいメディアに取り組んだ著者による出版論。

(晶文社 1700円+税)

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