「アイヌ文化で読み解く『ゴールデンカムイ』」 中川裕著

公開日: 更新日:

 大ヒットコミック「ゴールデンカムイ」の監修者が、作品を素材にして、アイヌの歴史や文化を解説した入門書。

 タイトルにも使われる「カムイ」は、よく神と訳されるが、ちょっとニュアンスが異なり、動物や植物、それどころか家や食器など、人間が作ったものもすべてカムイなのだという。しかし、手当たり次第というわけでもなく、何かしら人間の役に立ってくれているものをカムイと呼ぶのだそうだ。

 一方、アイヌとは人間を指す言葉で、彼らの伝統的な考え方の根幹にあるのは、アイヌとカムイがよい関係を結ぶことによって、お互いに幸福な関係が保たれるということだという。

 そんな基本から、グルメや物語、アイヌ語と日本語の関係など、アイヌ文化のエッセンスを伝える。

(集英社 900円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  2. 2

    菅楓華に「海外メジャー切符を捨てるな」の声…全米女子プロを蹴って国内5位のどっちらけ

  3. 3

    日テレが「news LOG」和久田麻由子を全面バックアップできない切実事情…佐藤栞里や有働由美子との決定差

  4. 4

    ドジャース大谷の登板延期で“割を食う”佐々木朗希…中5日連発に指揮官「デメリットない」の欺瞞

  5. 5

    椎名林檎と成田悠輔氏の親密デート発覚!「異色の超ビッグカップル」誕生も「いわくつき」と見られるワケ

  1. 6

    【5.独走態勢】「ミッドナイトフライト」「夜間飛行」が候補だったが、明菜が「北ウイング」を提案した

  2. 7

    税収が前年度比「9兆円増」の異様とカラクリ…恩恵なく生活が苦しい庶民から飛び交う怨嗟の声

  3. 8

    元ボクシング世界王者・薬師寺保栄が妻に無断でレースQの愛人を「養女」に…妻が明かした苦しい胸中

  4. 9

    佐藤二朗「嘘はやめて下さい」vsフジテレビ&週刊文春「深刻なハラスメント認定」…バトル激化のゆくえ

  5. 10

    本木雅弘の長男UTAがNetflixで俳優デビューも…“ガス人間”役への大抜擢は「また2世」か「実力」か