山口祐二郎という右翼はなぜ排外主義者と闘うのか 近著を読む

公開日: 更新日:

 ところが、2000年代以降の解放同盟は、直接の抗議・糾弾を避ける運動形態になってきていた。加えて、「すべての人に人権はある、相手の意見も尊重しますよ」「相手の言い分も聞きましょう、紳士的に」という話になる。

 はっきりいって、差別糾弾を生命線とする解放運動思想の劣化です。そこから運動は衰退していくわけです。在特会の言い分を聞く必要ありますか?って話です>

 本を読んでから、山口をあらためてインタビューしようかと思ったのだが止めた。熱量のある本がまずあるのだから、読者が自分の読み方で読めばいい。現場を這う者は身体で知っているからこそ、その言葉はシンプルで力強いのだ。

(文・平井康嗣/日刊ゲンダイ

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る