「冬華」大倉崇裕著

公開日: 更新日:

 倉持は、かつて自分を救ってくれた深江と、月島で便利屋を営んでいる。その深江が忽然と消えた。深江の写真を入れたクリアファイルを持って歩いていると、車が横付けになって倉持を車内に引きずり込んだ。後部シートにいた男が、「深江なんて男は最初からいなかった」と倉持を脅して去った。

 一方、雪のブナ林で猟をしていた植草は、ベンツで現れた熊本と名乗る男に「人を……撃って欲しい」と頼まれた。施設に預けている孫と暮らせるだけのものは用意していると言われ、こう答えた。

「引き受けよう。ただし、一つ条件がある」

 元自衛隊特殊部隊員と、凄腕の猟師が極寒の穂高岳で対決するアクション小説。

(祥伝社 1870円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大苦戦「うたコン」がテレ東音楽祭と昭和歌謡に寄せて復活のノロシ! 矢沢永吉、井上陽水の名曲も次々と…

  2. 2

    『スマスロ ミリオンゴッド』導入から4カ月、目立つ空き台の裏でファンが期待するホールの対応

  3. 3

    巨人ベテラン坂本勇人の評価が爆上がり! 改めてクローズアップされそうな「打撃・守備以外の魅力」

  4. 4

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです

  5. 5

    阪神・藤川監督「森下&佐藤輝依存」の無策露呈…極端な“外弁慶”で甲子園残り11試合が最大の鬼門に

  1. 6

    《芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?》…中村ゆりさんがルーツを胸に「負けん気」を貫いた44年の生涯

  2. 7

    小池都知事肝いり「築地再開発」頓挫の予兆…松平定信の歴史的遺構と建築費高騰のWパンチ

  3. 8

    岸田元首相も“激怒”! 高市首相の内閣改造めぐる“パワハラ”アンケートに自民党内から非難轟々

  4. 9

    高市首相の内閣改造めぐる迷走と誤算…維新の「本命」外し“スネ傷”中司幹事長起用のウラ事情

  5. 10

    林芳正総務相は結局、留任か…高市首相が画策「内閣改造で総裁選ライバル潰し」に“白旗”