「プリズム」ソン・ウォンピョン著 矢島暁子訳

公開日: 更新日:

 イェジンはオフィスからちょっと離れた建物の外階段に腰掛けてひと休みするのが好きだった。ドウォンが現れて「どうしてそんなにニコニコしてるんですか?」と聞いたので「コーヒーがおいしくて」と、その場しのぎの返事をした。以前、ドウォンがここでコーヒーを飲んでいたとき、「あれっ、ここ私の場所なんだけど」とつぶやいたのがイェジンだったのだ。

 ドウォンには別れようとしている恋人がいたが、なんの感情ももってないイェジンとコーヒーを飲むのが心地よかった。ところがある日、そこで工事が始まって2人の「秘密カフェ」が使えなくなった。これからどこでコーヒーを飲もうか。

 さまざまな過去を抱える4人の恋愛を描く。

(祥伝社 1760円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  2. 2

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    メジャー屈指の不人気球団が佐々木麟太郎を指名…“銭ゲバ”マーリンズの黒歴史

  5. 5

    ビートルズよりもストーンズよりもすごいバンド、ラトルズ!

  1. 6

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 7

    “スジ悪”すぎる副首都法案のボロが露呈…国会審議で維新の「大阪ありき」に集中砲火

  3. 8

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  4. 9

    はつらつプレーで4人に音楽の喜びを取り戻させた陰のMVP

  5. 10

    木原稔官房長官「国会会期延長必要ない」が波紋呼び修正…失言連発で“調整役”として機能せず