「殺しの双曲線」西村京太郎著

公開日: 更新日:

「殺しの双曲線」西村京太郎著

 都内で立て続けに強盗事件が発生。特徴のある顔だったことに加え、服装や捨てゼリフが同じだったことから容疑者が浮かび上がる。だが一卵性双生児だったため、被害者も犯人が特定できず、警察は困惑していた。

 その頃、6人の若い男女に、行ったことのない観雪荘というホテルから招待状が来るという妙な出来事が起きた。そのうちの3人が不審に思いながらも東北のK駅に向かい、観雪荘の早川の出迎えを受ける。早川は、彼らを招待した理由を当てたら10万円支払うという。

 その日のうちに6人が揃ったが、翌朝、スキーをしていた客が、2階の部屋に死体がぶら下がっていることに気づく。壁には「かくて第一の復讐が行われた」と書かれたカードが貼られていた。

 一見、無関係に見える事件が絡み合うミステリー。

(実業之日本社 2640円)

【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景