「なぜ豊岡は世界に注目されるのか」中貝宗治著

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「なぜ豊岡は世界に注目されるのか」中貝宗治著

 コウノトリの「野生復帰」で知られる兵庫県豊岡市は、市内の城崎温泉ではコロナ禍前の8年間でインバウンドが45倍、市内全体でも57倍に急増。

 本書は、著者が県議、市長として長年携わってきた豊岡市のまちづくりの実践とその哲学をつづったテキストだ。

 人口8万弱の豊岡市が目指すのは「小さな世界都市」。大都市との格差の是正に汲々とするのではなく、「ローカル」を磨き上げて世界で輝くことだという。

 かつては害鳥だったコウノトリが今や「豊かな環境のシンボル」となり、人口減少の最大の要因になっているジェンダーギャップの解消、演劇によるまちづくりなど、実例を紹介。

 さまざまな取り組みを通して輝きを取り戻した「深さをもったまちづくり」に学ぶこと大。

(集英社 1100円)


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