「猫に引かれて善光寺」新津きよみ著

公開日: 更新日:

「猫に引かれて善光寺」新津きよみ著

 夫・忠彦の転勤で松本市に引っ越した真紀は、移住イベントで知り合った晴香に誘われ長野市の善光寺に遊びに行き、一枚のチラシに目が留まる。

 飼い主が入院中の間、猫を預かる里親募集のチラシで、里親になるには入院中の飼い主の面接があると記されていた。

 真紀は、一人暮らしの家の中で骨折をして入院中の70代の飼い主・敏子の面接を受けに行く。彼女が飼うニシンは、以前、友人の文枝が飼っていた猫だが、1年前に彼女が自宅で何者かに殺され、敏子が引き継いだという。事件は未解決で、ニシンが唯一の「目撃者」だった。面接に合格した真紀夫妻は、ニシンと暮らしながら、事件について推理をめぐらす。

 実在の店や名所が登場する長野を舞台にしたミステリーシリーズ第2弾。

(光文社 770円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず