「ジェンダー・クライム」天童荒太著

公開日: 更新日:

「ジェンダー・クライム」天童荒太著

 秋川街道の朽ちかけた熊川神社の近くで、中年男の死体が発見された。死体は裸で、ガムテープで後ろ手に縛られていた。血中から睡眠導入剤の成分が検出され、体内から小さなポリ袋が取り出された。中には「目には目を」と書かれた白い紙が……。

 被害者は優良企業の部長、佐東正隆と判明、佐東の妻の恵麻は刑事から「目には目を」という犯人からのメッセージを伝えられると、「……シント」とつぶやいて崩れおちた。それは佐東夫妻の一人息子、進人の名だった。やがて、進人に女子大生を集団レイプした経歴があることが明らかになる。

 世代を超えて連鎖する性犯罪の闇を描く、サスペンス小説。

(文藝春秋 1870円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る