「料理人という仕事」 稲田俊輔著

公開日: 更新日:

「料理人という仕事」 稲田俊輔著

 料理人とはどういう仕事なのか、どうやってなればいいのか、どのように経験を積み、最終的に何を目指すべきかを説く若者向け業界入門書。

 料理人になる人は、「音楽が好きで好きでたまらない人」からミュージシャンが、「漫画が好きで好きでたまらない人」から漫画家が生まれるのと同じ。しかし、ミュージシャンや漫画家として食べていけるのは狭き門であるが、料理人になること自体はそう難しいことではない。

 ただ、それを一生続けていけるか、そしてその一生がどのような幸せをもたらしてくれるかは別の問題であるという。

 どうしたら「幸せな料理人」になれるのか、これまで出会った料理人たちのエピソードを交えながら、その道筋と生き方を教えてくれる指南書。 (筑摩書房 946円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明